はじめに
みなさんこんにちは。とらちゃんです。
『放浪山旅|大雪山系巡り』では部活の夏合宿(大雪トムラウシ縦走)終了後に、一人で再入山し、4泊5日で大雪山系を満喫する様子をお届けします。「せっかく時間かけて北海道まで来たんだから!」精神で、「合宿では行けなかった所に足をのばしてみた!」を詰め込んだ山旅となっております。
今回は#01からアクシデント連発!どうぞお楽しみください。
姿見駅〜裏旭キャンプ場
1日目は、ロープウェイで姿見駅まで上がり、そこから旭岳のピークを踏んで、裏旭キャンプ場まで行くことに。

天気は快晴、風もなくコンディションは最高である!順調に行程は進み、4時間弱で裏旭キャンプ場にたどりついた。

また、お会いしましたね


夕食の準備をしていると、なんと あーちん(部活の同期)がテント場にやってきた。あーちんも合宿後に個人山行をすると聞いてはいたものの、同じ日に同じテント場に泊まるとは知らなかったので、思わぬ再会に驚いた。
この日は偶然テント場に、某UL系登山ユーチューバーのグループがいて、なにやら撮影しているようだった。遠目で観察していたのだが、どうやら皆、寝るだけでいっぱいいっぱいの、非自立式テントを使うらしい。その隣であーちんが8人用テントを立てている。
というのも、部活では4人用テント・6人用テント・8人用テントを使うのだが、4人用と6人用は全て後輩に持っていかれたようだ。やむなくソロハイクなのにも関わらず8人用を担いできたあーちんなのであった。UH(Ultra Heavy)系あーちんの爆誕である。上下青色で頭にタオルを巻いて旭岳をバックに8人用テントを1人でたてる。あーちんのかっこよさったら、ワンゲルの誇りである。

2人で、日の入りを見に旭岳に登り返した。山頂には誰もおらず最高の景色を独占。山肌を撫で流れる雲海とグラデーションに魅了された。

静かに太陽が沈むのを見届け、テント場に戻る。

なんしとんねん!
くだり始めると、背後からあーちんの「ああああああー!」と言う声が聞こえた。「どうした!」振り返るとあーちんの手の上で寝袋が踊っている。マンガで見るやつやん。どうやら手が滑って寝袋を手放してしまったらしい。ついにあーちんの手から逃れた寝袋は旭岳の斜面を軽快にコロコロコロコローッと転がっていく。なんか既視感がある、ああ、あれだ、おむすびころりんだ!
こんな寒い夜に寝袋なしは考えられない、あーちんはシュラフを必死に追いかける。「こけるって!(笑)」あーちんを止めようとするも一度回り始めたあーちんの足は蒸気機関車の如く止まることを知らない。加速する一方である。なんとか寝袋の回収に成功したあーちんは笑い転げる私に向かって満面の笑みで寝袋をかかげて見せた。その笑顔の眩しいことやら。
不適切にも程がある
無事にテント場に戻ってきた私たちは、おやすみを言って、私は1人用テントに、あーちんは8人用テントに戻った。明日に備えてそろそろ寝ようと、目を閉じてウトウトしていると、何やら外でモゴモゴ話している声が聞こえてきた。どうやら先ほど 山頂で見かけた外国人カップルがテントの立て方がわからず困っているようだ。でしょうね、でしょうね。先ほど山頂で見た彼らはスマホのライトで足元を照らし、両手にキャンプ道具を抱え、女の子はスカートにサンダルというまさかの出立だった。そういえば、こういうのニュースで見たな…。
不意にあーちんの「テントたてれないんですか?」という声が聞こえてきた。と思ったら、間髪入れずに「とらちゃんちょっと手伝って」とお声がかかる。「はーい」。よくよくカップルに話を聞くと、どうやらテントを一回もたてたことがないらしい。4人で試行錯誤するも結局テントはたってくれず。カップルはあーちんのテントで寝ることになった。あーちんが8人用テントと、それに全く引けをとらない包容力持っていたのが不幸中の幸い。あーちんはきっと来世も人間だろう。あーちんに声をかけられるまで、テントの中でただ聞き耳を立てていた私はミジンコかな。
コメント
あーちんです.
面白おかしく書いてくれてありがとう( ´∀` )
そーいえばそんなこともあったね,景色のことで記憶がいっぱいなのですが確かに鮮烈に覚えています.
私も寝袋を転げ落としていたので,あのアジア系のカップルのようになってたかもしれず,情けない話でもあります.
あのシチュなら,関西のヒトならみんな手を差し伸べると思うよ,ちょうどテントが温かくなってよかったくらいです.
また北海道にはいきたいね~
(今年は羊蹄ならいけるかも((*p’∀’q))ワクワク♬)